季節養生

冬は黒い食材が身体を助ける

KAZU@FURYU
* * *

この記事を書いた人

高田一壽

高田 一壽

たかだ かずひさ

役職
PNFCメソッド 開発者
株式会社ピーエヌエフシーテック 代表
臨床歴
30年以上
施術実績
月間200名以上
教育
療術学院・競輪学校等の講師も実施経験
指導実績
全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体
メディア
大手企業TVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導

長年の現場経験から体系化されたPNFCは、「鍛える」のではなく 「本来の機能を取り戻す」 コンディショニング法として確立されました。

食卓に「黒」がない冬は、身体に何かが足りていない

冬の朝、布団の中でも足先が温まらない方に

朝、目が覚めて
しばらく布団の中でぐずぐずしている。


足先に意識を向けると、
昨夜と変わらず冷たいまま

靴下を履いたまま寝ても、
湯たんぽを入れても、
指先だけは朝になっても
石のように冷えきっている


こんな朝を、
何度繰り返してきたか。

これは自分の話だ、と思ったとしたら、
その感覚はとても大事です。


寒くなると、つい食べるものが
似たようなものになってきます。


温かいスープ。根菜の煮物。
白いご飯と茶色いおかず。


身体を温めようとして
同じような食材ばかり選んでしまう。

気がつくとカゴの中が全部茶色い


温めること自体は間違いではないです。
ただ、それだけでは冬の身体には
まだ足りないものがあります。


冬の食卓には、意識して加えたい
」があるんですよね。


PNFCの臨床現場で月間200名以上の方を見てきた中で、
冬に体調を崩しやすい方の食卓の共通点があります。
それは「黒い食材が少ない」こと…


「栄養バランス」は、冬に弱る臓器を助けられない

現代の栄養学では、
食事を「タンパク質・脂質・炭水化物」で考えます。


それはひとつの見方です。
でも、季節ごとに弱る臓器があることは
教えてくれません。


冬に腰が重くなる。
足先が冷える。
朝、布団から出るのがつらい。


これらは単なる「寒さのせい」ではないんですよね。
もっと根っこに、見るべき場所があります。


東洋医学には「五色」という考え方があります。
青・赤・黄・白・黒の5色が、
それぞれ五臓に対応している。


黒は腎に対応します。
そして腎は、冬に最も負担がかかる臓器です。


つまり、冬の不調には
「腎が弱っている」という視点が、ごっそり抜けているわけです。


栄養バランスが問題なのではなく、
見ている場所が違う。

順番が違うんです。


以前は「冬の不調は冷え対策で改善する」と
思っていました。
でも30年以上の現場で見続けてきた結果、
食材の「色」から腎に働きかけるアプローチが、
冬の根っこに届く、ということが分かってきた…


ただ、正直に言うと、
「黒い食材を足せば全部解決」とは言いきれません。
それは踏み込んだ言い方になりますが、
食養生はあくまで連鎖の入口を温めること。


それでも、入口から手をつけるか、
どこから手をつければいいか分からないまま
過ごすかで、冬の身体の状態はかなり変わってくるんです。


ご自分ひとりで「順番」を組み立てるのは、思っている以上に難しい

食材を変えればいい、足首を動かせばいい。
それは正しいです。
でも、腎の冷えが深くなっているとき
食だけ、動きだけ、とバラバラに対応しても
なかなか届かない
んですよね。


腎への食養生が効くのは、
血の巡りが一定以上ある状態のとき。
足首の動きが腎を温めるのは、
深層の筋肉が起きているとき
深層が起きるのは、
横隔膜がちゃんと動いているとき


この三つが同時に揃わないと、身体は動かないんです。


ご自分でその順番を探しながら組み立てるのは、
心細い作業です。

本当にこれで合っているのか、と
立ち止まります…


腎の冷え
血流が落ちる
腰痛・冷え・むくみ

…本当にこれだけ?



* * *

つながる不調を、PNFCはこう見ている

第1層

表に現れている症状

一見ばらばらの不調 / 別の場所への波及 / 慢性化 / 再発 / 同時多発

— ここを揉んでも、しばらくすると戻ってくる

この奥に

第2層

巡りと呼吸の停滞

血の流れが鈍る / 水の巡りが滞る / 呼吸が浅くなる / 自律神経の揺れ

— 第1層の症状を作り出している、ひとつ手前の流れ

さらに奥に

第3層 / 根

五臓の循環と季節のリズム

前の季節の過ごし方 / 五臓の連鎖 / 使われ方のズレ / 深層の眠り

— ここに手がつくと、上の二層が一緒にほどけはじめる

黒い食材を続けた冬は、朝が少し変わってくる

朝、足を床につけた瞬間
「あれ、今日はそこまで冷たくない」
と感じる。


布団から出る時の、
あの腰の重さがすこし軽い気がする…


夕方になっても足首がむくまない。
夜中にトイレに起きる回数が
少し減ってくる。


腰の重さが、
気づいたら和らいでいる


特別な運動を始めたわけでもない。
サプリを飲んだわけでもない。
食卓に「黒」を少し加えただけです。


PNFCの現場でも、そういった変化を話してくださる方が
います。
もちろん全員に同じように起きるとは言いきれないです。
身体の深さ、冷えの長さ、生活のリズム…
人によって違いがありますから。


ただ、食卓の色を変えることで、
腎への働きかけの方向が変わる
ことは確かです。


なぜ食材の「」が
これほど身体に影響するのか。

腎と冬と黒い食材の関係を知ると、
今まで見えなかった身体の仕組みが
見えてきます。


まだ言葉にしきれないことも正直あります。
でも、知っておくと冬の身体の読み方
変わる話ではあります…



この記事の有料パートで読めること

この先では、冬の食養生を
もっと深いところから読み解いていきます。


腎が冷えると、身体に何が起きるか。
その連鎖の全体像。

腰痛、むくみ、耳鳴り、髪の変化。
一見バラバラな症状が
ひとつの根っこでつながっている構造。

五行と季節の対応から見る、
なぜ冬に腎が弱りやすいのか。

黒ごま、黒豆、海藻、しいたけ。
それぞれが腎にどう届くかの食養プロトコル。

足首を使った腎へのアプローチの原理。

自分の冷えの深さを読むための
セルフ見立てガイド。


有料パート

食卓の色を変えるだけで、
冬の身体への働きかけが変わる。

その仕組みを知りたい方は、
この先をお読みください。

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FOR / この記事が向いている人

向いている方

  • ばらばらに見える複数の不調が、内側でつながっている感覚がある
  • ひとつ整えてもまた別の場所が出る、を繰り返している
  • 個別対症ではなく、全体像を知りたい
  • 複数の症状を同時に動かしたい
  • 自分の身体の地図を持ちたい

今は別の道が合う方

  • ひとつの症状だけで、ご自分の身体を捉えていらっしゃる
  • 部位別の対処法を探している
  • 短期完結型の答えだけを求めている

PREVIEW / ここから先で扱うこと

  • 上流の不調が下流へ波及する、三段階の連鎖構造
  • 複数の症状を同時に動かす、ひとつの整え方
  • 「対処しても戻ってくる」連鎖を断つ順番
  • ばらばらに見えていた不調が、一本につながって見える瞬間
  • 自分の不調のつながりを、自分で読めるようになる

Q&A / 読みはじめる前に

Q. 運動が苦手でも、続けられますか?

続けられます。鍛えることが前提ではなく、本来の動きを思い出すことが前提です。激しい運動は出てきません。日常の合間に取り入れられる範囲で組まれています。

Q. もう年齢的に、いまさら変わらないのではと感じています

身体は何歳からでも応えてくれます。30年以上の現場で、いちばん早く変化に気づくのは、むしろ長く諦めてきた方々でした。年齢は理由になりません。

Q. 読んだあと、すぐに変化を感じられますか?

早い方は読んだその日のうちに、身体のどこかが軽くなるのを感じます。順番の通りに辿っていただければ、応えてくれる方が多いです。

ここから先に、もう一段深い話があります。

この続きは有料パート

概念図・PNFC独自の見立て

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ABOUT ME
高田一壽
高田一壽
PNFC TEC JAPAN 会長
30年以上にわたり、月200名を超える人々の身体と向き合ってきた、日本でも稀有なコンディショニングのスペシャリストである。 東京療術学院で講師として専門家育成に携わり、全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体での指導を通じて、幅広い臨床経験を培ってきた。 大手企業のTVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導、全国から寄せられる多数のセミナー依頼など、多方面で活動実績を積み重ねている。 その長年の現場経験から体系化されたPNFCは、運動能力の改善と身体の再構築を可能にするメソッドとして確立され、現在も全国からの依頼が絶えることはない。
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