プレミアム

腰痛の全体像、股関節・胸椎・骨盤底の三角形

KAZU@FURYU
* * *

この記事を書いた人

高田一壽

高田 一壽

たかだ かずひさ

役職
PNFCメソッド 開発者
株式会社ピーエヌエフシーテック 代表
臨床歴
30年以上
施術実績
月間200名以上
教育
療術学院・競輪学校等の講師も実施経験
指導実績
全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体
メディア
大手企業TVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導

長年の現場経験から体系化されたPNFCは、「鍛える」のではなく 「本来の機能を取り戻す」 コンディショニング法として確立されました。

この一段奥にあたる話は、別の記事でゆっくり扱っています。
≫ 朝、腰に手を当てて起き上がる日が増えていませんか

腰痛の全体像、股関節・胸椎・骨盤底の三角形

腰を揉んでもらったのに、三日で戻る

整体に行って、腰をゴリゴリほぐしてもらう。「ああ、楽になった」と思って帰る。翌日もなんとか大丈夫。でも三日目の朝、起き上がろうとしたら、また同じ場所が痛い。

「また行かなきゃ」と思いながら、予約を入れる。月に二回。一回五千円。効いてるのか効いてないのか、もうよく分からない。


腰に手を当てて立ち上がるしぐさが、いつの間にか自分の動き出しの合図になっている。痛みより先に、その合図に気づく日のほうがつらいんですよね。湿布を貼る場所が決まっている。腰の右側、いつも同じところ。「年だから仕方ない」と言われて、なんとなく納得してしまっている。

同い年でも腰痛のない人はいます。何が違うのか。


腰痛の多くは「腰」が原因ではない。腰は被害者です。問題は、別のところにあります。


踏み込んだ言い方をすると、腰だけを揉み続けることは、問題のある場所を慰めながら根本から目を背けていることになります。30年以上、腰痛の方を見てきて、これを正直に言わないでいることのほうが不誠実だと感じています。




腰は「被害者」である

腰が痛いから腰を揉む。当たり前のように思える対処です。でも、これで良くならないなら、前提を疑う必要があります。

腰痛の構造を読み解くと、三つのポイントが見えてきます。股関節、胸椎(背骨の胸の部分)、そして骨盤底。この三つが「三角形」を作っていて、どれか一つでもバランスが崩れると、そのしわ寄せが腰に集中する。


腰そのものには問題がないことが多い。問題は、この三角形のバランスにある。腰はその真ん中にいて、上からも下からも引っ張られている。だから痛い。

股関節の硬さ
腰(被害者)
胸椎・骨盤底の硬さ

…腰を揉んでも三角形は変わらない


ウエストのあたりに親指を当てると、嫌な感じがする。触りたくない場所です。整体でここをゴリゴリやられると、調子が悪くなることがある。被害者をさらにいじめているようなものです。

叩くのはいい。でもゴリゴリ揉むのは逆効果になりやすい。ここの違いを知っているだけでも、セルフケアの質が変わります。



三角形が整うと、腰は自然に楽になる

股関節が柔らかくなり、胸椎が動くようになり、骨盤底が本来の機能を取り戻す。この三角形が整うと、腰は何もしなくても楽になっていきます。

以前は「腰痛は腰の筋肉の問題だ」と思っていました。整体でほぐして、また来て、また戻る。その繰り返しを「しかたない」と受け入れていた。でも30年の現場を重ねていくうちに、腰を揉んで変わった方より、股関節と胸椎を整えて腰痛が消えた方のほうが圧倒的に多いと気づいてからは、アプローチがまるごと変わりました。


朝7時、「よいしょ」と言わずにベッドから起き上がれる。靴下を履くとき、身体が股関節からす自然に前に倒れる。夕方5時、8時間座り続けたあとでも、腰が石のように固まっていない。これがご自身の身体で起きはじめると、何かが変わった実感がじんわり来ます…


前屈してみると、手が床に近づいている。しかも腰からではなく、股関節から曲がっている。この「どこから曲がるか」が、三角形のバランスを反映しています。

有料パートでは、なぜこの三角形が崩れるのか、そして何がこの三角形を支配しているのか。冷えと内臓の関係まで含めた全体像を見ていきます。


もちろん、全員の腰痛がこの三角形の崩れだけで説明できるとは限りません。例外もあります。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄のように、構造的な問題が先行しているケースでは、まず医療機関での確認が必要です。ただ、「腰痛は腰が原因だ」という前提で長年試みてきて変わらない方には、三角形の見方が新しい入口になることが多い…そういう経験を30年以上重ねてきました。



この記事の有料パートで読めること

有料パートでは、腰痛の三角形構造を以下の流れで読み解いていきます。

  • 股関節・胸椎・骨盤底の三角形が腰痛をつくるメカニズム
  • 冷えが三角形を崩す連鎖。腎→お尻→股関節→腰の流れ
  • 腰痛が消化・排泄・生殖器にどう波及するか
  • 季節ごとの腰痛パターンと、冬のぎっくり腰が多い理由
  • 腰を支える食養プロトコル
  • 回旋の原理と、なぜ「腰をねじる」のではなく「股関節から動かす」のか
  • 自分の三角形のバランスを読むセルフ見立て


腰痛の全体像、股関節・胸椎・骨盤底の三角形

完全ガイド

腰を揉んでも治らない理由を知りたい方に。腰痛の構造が三角形で見えてきます。


FOR / この記事が向いている人

向いている方

  • 症状の表面ではなく、その三段下にある根に手をつけたい
  • 入門記事だけでは物足りなくなった
  • 連鎖の構造そのものを理解したい
  • 自分の身体を読む地図を持ちたい
  • 一度学んで、自分で整え続ける力を持ちたい

今は別の道が合う方

  • 対症療法だけで、充分整っている
  • 短い情報だけで答えを得たい
  • 受け身で改善を待ちたい

PREVIEW / ここから先で扱うこと

  • 見えている症状の三段下に流れている、根の構造
  • 上流から下流へ、三段階で進む連鎖の進行
  • 季節と五臓のリズムが、現在の症状に与える影響
  • 食・動き・呼吸で根に手をつける順番
  • 自分の連鎖の段階を読む地図が、手に入る

Q&A / 読みはじめる前に

Q. 運動が苦手でも、続けられますか?

続けられます。本来の動きを思い出すことが前提です。激しい運動は出てきません。日常の合間に取り入れられる範囲で組まれています。

Q. もう年齢的に、始めても変わりますか?

身体は何歳からでも応えてくれます。30年以上の現場で、いちばん早く変化に気づくのは、むしろ長く諦めてきた方々でした。年齢は理由になりません。

Q. 読んだあと、すぐに変化を感じられますか?

早い方は読んだその日のうちに、身体のどこかが軽くなるのを感じます。順番の通りに辿っていただければ、応えてくれる方が多いです。

ここから先に、もう一段深い話があります。

この続きは有料パート

連鎖解読/複数症状を一本の流れで繋ぐ

~ この続きをみるには ~

この続き:12137文字

登録すると続きをお読みいただけます

腰痛の全体像股関節・胸椎・骨盤底の三角形
≫購入手続きへ
上記のリンクからご購入いただけます
ABOUT ME
高田一壽
高田一壽
PNFC TEC JAPAN 会長
30年以上にわたり、月200名を超える人々の身体と向き合ってきた、日本でも稀有なコンディショニングのスペシャリストである。 東京療術学院で講師として専門家育成に携わり、全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体での指導を通じて、幅広い臨床経験を培ってきた。 大手企業のTVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導、全国から寄せられる多数のセミナー依頼など、多方面で活動実績を積み重ねている。 その長年の現場経験から体系化されたPNFCは、運動能力の改善と身体の再構築を可能にするメソッドとして確立され、現在も全国からの依頼が絶えることはない。
記事URLをコピーしました