季節養生

立春から身体が目覚め始める

KAZU@FURYU
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この記事を書いた人

高田一壽

高田 一壽

たかだ かずひさ

役職
PNFCメソッド 開発者
株式会社ピーエヌエフシーテック 代表
臨床歴
30年以上
施術実績
月間200名以上
教育
療術学院・競輪学校等の講師も実施経験
指導実績
全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体
メディア
大手企業TVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導

長年の現場経験から体系化されたPNFCは、「鍛える」のではなく 「本来の機能を取り戻す」 コンディショニング法として確立されました。

立春を過ぎたのに、身体がまだ冬のまま

カレンダーは「春」を指している。
日差しも少しずつ長くなった。


なのに、身体が重い。
頭がぼんやりして、霧がかかったよう。
鼻水が止まらない日がある。


朝、布団の中で目覚ましを3回止めた。
起き上がるまでに10分かかる。
去年はこんなじゃなかった気がする。


「花粉のせいかな」
「歳のせいで回復が遅いのかな」


でも、この重さには身体の中の季節が関わっています。
カレンダーの春と、身体の中の春は、同時には来ません。



身体の中で「季節の引き継ぎ」が起きている

春の不調を花粉や気温差のせいにしがちです。
でも東洋の身体観では、もっと手前に原因があります。


冬の主役は腎。水の季節。
身体のエネルギーを内側に蓄え、閉じて寒さをしのいでいました。


春になると、主役が交代します。
木=春=肝。
肝が目覚め、蓄えたものを巡らせ始める。


冬 = 腎(蓄える)
引き継ぎ期間
春 = 肝(巡らせる)

…引き継ぎがうまくいかないと?


この引き継ぎの中で、大きな変換が起きています。
水から、血へ。
腎が担っていた「水」の巡りから、肝が担う「血」の巡りへ。


この切り替えがスムーズにいかないと、さまざまな不調が出ます。
鼻水、頭の霧、むくみ、気持ちの沈み。
バラバラに見えるこれらは、すべて同じ引き継ぎの中で起きていることです。


春の不調は、花粉のせいでも年齢のせいでもありません。
身体の中の季節が、カレンダーの春に追いつけていないだけです。
これはPNFCが30年以上の臨床で一貫して見てきたことです。


引き継ぎが詰まっているとき、身体は川の上流が干上がったまま下流を何とかしようとしているような状態です。
鼻水を止めようとする。頭のぼんやりをカフェインで押しのけようとする。
でもその都度、上流の水は減っていく。
これが、毎年同じ春を繰り返す構造です。



* * *

季節の不調を、PNFCはこう見ている

第1層 表に現れている症状 季節の変わり目の不調 / だるさ / 風邪をひきやすい / 気分の波 / 古傷の疼き — ここを揉んでも、しばらくすると戻ってくる この奥に 第2層 巡りと呼吸の停滞 血の流れが鈍る / 水の巡りが滞る / 呼吸が浅くなる / 自律神経の揺れ — 第1層の症状を作り出している、ひとつ手前の流れ さらに奥に 第3層 / 根 五臓の循環と季節のリズム 前の季節の過ごし方 / 五臓の連鎖 / 使われ方のズレ / 深層の眠り — ここに手がつくと、上の二層が一緒にほどけはじめる

引き継ぎが進むと、身体が軽くなる

腎から肝への引き継ぎがスムーズに進むと、身体は変わります。


朝7時、目覚めと同時に布団から起き上がれる。
足先がまだひんやりしていても、体幹は温かい。
頭の霧が晴れてくる。
鼻の通りが楽になる。
気持ちに、ふっと明るさが戻ってくる。


でも、なぜ引き継ぎが詰まるのか。
腎の状態、血の巡り、首の硬さがどう関わるのか。
食と動きで何をすればいいのか。


それは一つの臓器だけでは見えません。
五行の全体像と季節の流れを重ねて、初めて浮かぶ構造です。



この記事の有料パートで読めること

ここから先では、冬から春への身体の引き継ぎを構造から読み解きます。


  • 腎の冷えが肝の目覚めを遅らせる因果連鎖
  • 「水から血への変換」が詰まると起きる多層症状
  • 五行の「水生木」で読む立春から啓蟄までの身体
  • セロリ、梅、菊芋。春の引き継ぎを助ける食材
  • 肩甲骨と頸動脈。血の巡りを取り戻す動きの原理
  • 鼻・目・むくみで自分の引き継ぎ具合を読む方法


身体の中の季節を、カレンダーに追いつかせたい方へ。


知りたい方だけ、この先へどうぞ。



FOR / この記事が向いている人

向いている方

  • 毎年同じ季節に、同じ不調が出る繰り返しに気づいている
  • 季節の変わり目に身体が崩れやすい
  • 一年のリズムで、身体を整えたい
  • 民間療法ではなく、原理を知って実践したい
  • 五行や東洋医学の知恵を、現代の生活に活かしたい

今は別の道が合う方

  • 季節の変わり目を、すでに穏やかに過ごせている
  • 季節とは無関係の症状に集中したい
  • 短期決着型の対処を求めている

PREVIEW / ここから先で扱うこと

  • 前の季節の過ごし方が、今の不調を作っている五行の構造
  • 季節ごとに優先順位が変わる、五臓の整え方
  • 季節の変わり目に出やすい不調と、その手前の養生
  • 一年のリズムで身体を整える、養生の年間カレンダー
  • 自分の季節リズムを、五臓の声から自分で読めるようになる

Q&A / 読みはじめる前に

Q. 運動が苦手でも、続けられますか?

続けられます。鍛えることが前提ではなく、本来の動きを思い出すことが前提です。激しい運動は出てきません。日常の合間に取り入れられる範囲で組まれています。

Q. もう年齢的に、今から始めても変わりますか?

身体は何歳からでも応えてくれます。30年以上の現場で、いちばん早く変化に気づくのは、むしろ長く諦めてきた方々でした。年齢は理由になりません。

Q. 読んだあと、すぐに変化を感じられますか?

早い方は読んだその日のうちに、身体のどこかが軽くなるのを感じます。順番の通りに辿っていただければ、応えてくれる方が多いです。

ここから先に、もう一段深い話があります。

この続きは有料パート

概念図・PNFC独自の見立て

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ABOUT ME
高田一壽
高田一壽
PNFC TEC JAPAN 会長
30年以上にわたり、月200名を超える人々の身体と向き合ってきた、日本でも稀有なコンディショニングのスペシャリストである。 東京療術学院で講師として専門家育成に携わり、全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体での指導を通じて、幅広い臨床経験を培ってきた。 大手企業のTVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導、全国から寄せられる多数のセミナー依頼など、多方面で活動実績を積み重ねている。 その長年の現場経験から体系化されたPNFCは、運動能力の改善と身体の再構築を可能にするメソッドとして確立され、現在も全国からの依頼が絶えることはない。
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