春に自律神経が乱れるのは自然なこと
この記事を書いた人
高田 一壽
たかだ かずひさ
- 役職
- PNFCメソッド 開発者
株式会社ピーエヌエフシーテック 代表 - 臨床歴
- 30年以上
- 施術実績
- 月間200名以上
- 教育
- 療術学院・競輪学校等の講師も実施経験
- 指導実績
- 全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体
- メディア
- 大手企業TVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導
長年の現場経験から体系化されたPNFCは、「鍛える」のではなく 「本来の機能を取り戻す」 コンディショニング法として確立されました。
この一段奥にあたる話は、別の記事でゆっくり扱っています。
≫ 深く息を吸おうとして、途中で止まる。その構造を読む
春に自律神経が乱れるのは自然なこと
3月、なんとなく調子が悪い
窓を開けたら、風が少しぬるい。でも体がついてこない。
朝、目覚ましが鳴っても体が重い。昨日は暖かかったのに、今朝は冷えている。着るものが決まらない。なんだかイライラする。仕事に行っても集中できなくて、頭がぼんやりする。
病院に行っても、血液検査は正常。「自律神経ですかね」と言われて帰される。漢方を飲んでも、ヨガをやっても、なんかすっきりしない。
「去年はこんなに辛くなかった気がする」と思いながら、花粉症の薬を追加する。目がしょぼしょぼして、鼻水が止まらない。頭の後ろが重い。
窓辺に立ったとき、目の奥がズシンと張ると気づいた朝。「疲れている」とは別の何かが身体の中で動いていると感じます。それは疲労のサインではなく、冬から春への移行期に、身体が今まさに切り替わろうとしているサインなんです。
実はこれ、壊れているわけではありません。身体が冬から春へ、切り替わろうとしている途中なんです。
「自律神経を整える」の落とし穴
春になると書店に並ぶ本の帯が変わります。「自律神経を整える」「交感神経と副交感神経のバランスを」。どれも正しそうに聞こえる。
深呼吸をしましょう。ぬるめのお風呂に浸かりましょう。リラックスする時間をつくりましょう。
でも、やってみてどうでしたか?
深呼吸しても、翌朝また頭が重い。お風呂に入っても、寝ると足が冷える。一時的にふわっと楽になっても、根っこは変わっていない。試したことが全部、「やった当日だけ」で終わっている。
ここにちょっと別の見方があります。春の自律神経の乱れは、「乱れ」ではなくて「移行」です。冬の間ずっと静かにしていた身体が、春になって動き出そうとしている。その途中のガタガタなんです。
東洋医学で言うと、冬は「腎」の季節。水の気が主役です。春になると「肝」が目を覚まして、血の気が動き始める。水から血へ、主役が交代する時期。この交代がスムーズにいかないと、いろんな症状がどっと出てくる。
…自律神経の「乱れ」ではない?
つまり、自律神経だけ見ていても足りない。その裏で動いている「季節の交代劇」に目を向けないと、毎年春になるたびに同じことを繰り返します。
FOR / この記事が向いている人
向いている方
- ✓眠れない、疲れがとれないが、原因が見えない
- ✓検査では異常なしと言われたが、不調はある
- ✓整え方を、感覚ではなく構造で知りたい
- ✓呼吸の浅さや胸の詰まりを感じる
- ✓心と身体のつながりを構造的に理解したい
今は別の道が合う方
- —リラックス法や瞑想で、十分整っている
- —即効性のある方法だけを探している
- —薬や医療的処置で完全に解決したい
PREVIEW / ここから先で扱うこと
- ●呼吸の浅さから交感神経優位へ、揺れが増幅する経路の全貌
- ●心と腎のバランスが崩れたときに身体に出る順番
- ●「整える」のではなく「揺れる幅を取り戻す」という新しい発想
- ●眠りの深さが戻ってくる、その身体的なプロセス
- ●朝・昼・夜の身体感覚から、自分の揺れを自分で読めるようになる
Q&A / 読みはじめる前に
Q. 運動が苦手でも、続けられますか?
続けられます。鍛えることが前提ではなく、本来の動きを思い出すことが前提です。激しい運動は出てきません。日常の合間に取り入れられる範囲で組まれています。
Q. もう年齢的に、ここから整えるのは難しいでしょうか?
身体は何歳からでも応えてくれます。30年以上の現場で、いちばん早く変化に気づくのは、むしろ長く諦めてきた方々でした。年齢は理由になりません。
Q. 読んだあと、すぐに変化を感じられますか?
早い方は読んだその日のうちに、身体のどこかが軽くなるのを感じます。順番の通りに辿っていただければ、応えてくれる方が多いです。
ここから先に、もう一段深い話があります。
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概念図・PNFC独自の見立て
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