冷え性は体質ではなく、状態です
この記事を書いた人
高田 一壽
たかだ かずひさ
- 役職
- PNFCメソッド 開発者
株式会社ピーエヌエフシーテック 代表 - 臨床歴
- 30年以上
- 施術実績
- 月間200名以上
- 教育
- 療術学院・競輪学校等の講師も実施経験
- 指導実績
- 全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体
- メディア
- 大手企業TVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導
長年の現場経験から体系化されたPNFCは、「鍛える」のではなく 「本来の機能を取り戻す」 コンディショニング法として確立されました。
冷え性は体質ではなく、状態です
「もう、そういう体質なんだ」と諦めてきた
朝、布団から出した足が冷たい。
靴下を二枚重ねても、指先がじんとする。
お風呂に入っても、出て20分もすれば元通り。
カイロを貼っても、外した途端に冷える。
湯たんぽを買って、靴下を厚くして、整体にも行った。
温活グッズを試せるだけ試して、
それでも冬になるたびに同じ朝が来る。
病院に行けば「冷え性ですね、体質です」と言われる。
体質。その一言で、どこかが静かに閉じてしまいます。
「もう、そういう体質なんだ」
「年齢的に仕方ない」
そう思い込んだとき、身体への問いかけは止まります。
心細い気持ちになるのは当然です。
何を試しても変わらないとき、
「体質だから」という言葉は、ある意味での安心でもあった。
ただ、その「体質」という言葉の正体を、少し分解してみてほしい…
この記事では、その一点だけを丁寧に扱います。
「冷え性体質」という診断語は、変化を諦めさせる呪いです
「冷え性」と言った瞬間、
それは「変わらないもの」になります。
体質と状態は、まったく違う言葉です。
体質は「生まれつきの性質」で、変えられないものを指します。
状態は「今そうなっている」だけで、変わり得るものを指します。
「冷え性体質」という言葉は、
「状態」に「体質」というラベルを貼っただけ…
そのラベルが、変化の可能性を見えなくしているんです。
現場で30年以上、冷えに悩む方々を見てきてはっきり言えることがあります。
冷え性と呼ばれている状態のほぼ全ては、腎の働きが落ちているという「今の状態」です。
身体の中には熱をつくる仕組みがあります。
東洋医学では、その熱源を担う場所を「腎」と呼びます。
腎は血液を温めて全身に送り出す力の源…
ここの働きが落ちると、末端から全身が冷えていく。
腎の働きが落ちているのは、生まれながらの体質ではなく、今の状態です。
先天の素質を土台にしながら、
生活・季節・食・動きの積み重ねで腎は消耗していく。
逆に言えば、積み重ねで戻してやることもできる…
今年の冬がやけに辛いと感じているなら、
去年の夏を思い出してください。
猛暑でした。
夏に腎が消耗し、回復しきれないまま冬を迎えた。
それが「毎年同じ冬が来る」の正体です。
少し踏み込んだ言い方をします。
PNFCの現場で30年以上、「体質だから」と諦めてきた方々の身体を見続けてきた立場からは、
そこを「体質」と呼んで終わらせる方が、むしろ不誠実だと感じています。
体質ではなく状態。これは断定します。
ただし、状態が変わる速さは人によって違います。
ご自身の生活と、今の冷えがどの段階にあるかによって、
手がつく場所も時間軸も変わる…
そこだけは正直に伝えておきたいんです。
…本当にこれだけ?
「状態」が変わると、一日の時間帯が変わる
腎の状態が整ってくると、
まず朝から変わってきます。
朝7時。
布団から足を出しても、前ほど冷たくない。
靴下を探す前に、もう起き上がれている…
そういう朝が来ます。
午後3時。
これまで頭がぼんやりして手が止まっていた時間帯に、
「やらなきゃ」と思ったことに、そのままの流れで手が伸びる。
身体が重くなる感じが薄れていく。
夜。
お風呂上がりの温かさが、これまでより長く続く。
足先が温かいまま眠れる。
翌朝、そういう目覚め方をする日が増えていく…
このすべての変化の上流は、腎の「状態」です。
「体質」ではなく「状態」だから、変わる余地がある。
ただし、これだけでは届かないことがある
靴下を重ねるのは間違いではありません。
カイロも、湯たんぽも、悪くない。
ただ、外から温めるだけでは届かない場所があります。
腎は内臓の奥の奥…
皮膚から遠い場所にある熱源です。
外を温めて、外が温かくなる。でも芯が変わらない。
何年も試してきた経験が、それを証明しています。
腎の状態をどう整えるか。
季節と身体がどう連動しているのか。
食と動きから、どう内側に手を当てるのか。
正直、まだうまく言葉にしきれていない部分もあります。
体質と状態の境界線は、人によって違うからです。
ただ、「状態」として読み直せた方が変化の入り口に立てる。
それは現場で繰り返し見てきた事実です。
何十年も諦めてきた方が、身体を動かし始める瞬間に立ち会ってきました。
その道筋を、有料パートで順を追って読み解いていきます。
FOR / この記事が向いている人
向いている方
- ✓靴下や厚着では届かない場所の冷えに、心当たりがある
- ✓温活グッズを試しても、しばらくすると戻ってくる
- ✓冷えと一緒に、腰や眠りや疲れも気になっている
- ✓毎年同じ季節に、同じ不調が出る
- ✓冷えを「体質」ではなく「状態」として整えたい
今は別の道が合う方
- —外から温めれば充分、いま不足を感じていない
- —すぐに結果が出る方法だけを探している
- —短い情報だけで答えを得たい
PREVIEW / ここから先で扱うこと
- ●あなたの冷えがどこから来ているのか、その入口が見えてくる
- ●季節ごとに腎が応える順番が分かり、毎年の不調を先読みできるようになる
- ●食卓で身体の中から温まる組み立て、黒・塩味・温性の本当の意味
- ●靴下を重ねるより先に動かすべき場所と、その理由
- ●自分の冷えの深さを、仙骨・お尻・足首から自分で読めるようになる
Q&A / 読みはじめる前に
Q. 運動が苦手でも、続けられますか?
続けられます。鍛えることが前提ではなく、本来の動きを思い出すことが前提です。激しい運動は出てきません。日常の合間に取り入れられる範囲で組まれています。
Q. 年齢的に、もう変わらないのでは?
身体は何歳からでも応えてくれます。30年以上の現場で、いちばん早く変化に気づくのは、むしろ長く諦めてきた方々でした。年齢は変化しない理由になりません。
Q. 読んだあと、すぐに変化を感じられますか?
早い方は読んだその日のうちに、身体のどこかが軽くなるのを感じます。順番の通りに辿っていただければ、応えてくれる方が多いです。
ここから先に、もう一段深い話があります。
この続きは有料パート
概念図・PNFC独自の見立て
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