夏に冷える人が増えている本当の理由
この記事を書いた人
高田 一壽
たかだ かずひさ
- 役職
- PNFCメソッド 開発者
株式会社ピーエヌエフシーテック 代表 - 臨床歴
- 30年以上
- 施術実績
- 月間200名以上
- 教育
- 療術学院・競輪学校等の講師も実施経験
- 指導実績
- 全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体
- メディア
- 大手企業TVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導
長年の現場経験から体系化されたPNFCは、「鍛える」のではなく 「本来の機能を取り戻す」 コンディショニング法として確立されました。
真夏なのに、手足が冷たい
外は35度を超えている。
なのに、指先が冷たい。
職場のエアコンの下で、
カーディガンを羽織っている。
夏なのに靴下を重ねている日もある。
帰宅して、冷たいお茶を飲む。
身体の芯がひんやりする感覚が
夜になっても抜けない。
お風呂に入ったはずなのに、
布団に入ると足先がまた冷える。
昼間、冷房の効いたオフィスで
膝掛けが手放せない。
夏なのに、というより、
夏だからこそ、手放せない。
冷たい飲み物が欲しくて飲む。
でも飲むたびに、
胃の奥が重くなる感覚がある。
夏バテとも少し違う。
なんとなく、内側が冷えている感じ。
9月に入ると、急にだるくなる。
夏の疲れが出た、と思っていたけれど、
毎年同じ時期に同じ不調が出る。
「これ、夏バテじゃないのかも」と
気づき始めている方が、
臨床の現場にも増えています。
「冷え性だから」と
片付けてしまいがちです。
でも、夏に冷える人が
年々増えているのには、
はっきりした理由があります。
冷房だけが原因ではありません
「夏の冷え=冷房のせい」
と思われがちです。
もちろん冷房は関係します。
でも、それだけなら
冷房を切れば済む話ですよね。
実際には、冷房を切った夜でも
手足が冷えている人がいます。
お風呂上がりでも、
すぐ冷えが戻ってくる。
これは外からの冷えだけでは
説明がつきません。
夏の冷えには、
もう一つの構造があります。
外は暑い。
でも身体の内側が冷えている。
「外熱内冷」という二重構造です。
冷房で外側を冷やし、
冷たい飲み物で胃を冷やし、
さらに暑さで水の巡りが滞る。
この三つが重なると、
身体は外が暑くても
内側から冷えていきます。
…でもこれは入り口にすぎません
冷房を避ける、温かいものを飲む。
それで改善する人もいます。
でも、それでも冷えが残る人は、
もっと手前に原因があります。
「冷房のせい」「体質のせい」と片付けてきた方がいます。
でも、夏でも冷えている多くの方は、
冷房や体質が問題ではありません。
夏に冷たいものを摂りすぎて、
腎の温める力を内側から消耗してしまった状態です。
これは少し踏み込んだ言い方です。
ただ、PNFCの臨床現場で30年以上、
夏冷えの方を見てきた立場からは、
ここを「冷房のせい」だけで済ませる方が
不誠実だと感じています。
夏は「暑い季節」です。
だから、冷えていないと思いがちです。
でも身体の内側では、
別のことが起きています。
冷房で外側を冷やし続ける。
冷たいものを飲んで胃を冷やす。
暑さで汗をかいて、
水の巡りが落ちていく。
この三つが重なると、
身体は外が暑くても、
内側から静かに冷えていきます。
「冷房のせい」で片付けられない感覚が
あるとしたら、心細いですよね。
何をどう変えれば良いか、
分からないから続けてきた。
その感覚は、正しいんです。
冷房だけで説明できない部分が、
本当にあるから。
火と水のバランス。
夏の身体で起きていることを
もう少し手前から見ると、
その構造が見えてきます。
詳しくは有料パートで丁寧に読み解きますが、
まず全体像だけを先に伝えておきます。
冷えを、PNFCはこう見ている
夏の冷えは、秋バテの予約になる
9月に入って、
急にだるくなる人がいます。
食欲が戻らない。
朝起きても身体が重い。
気力がわかない。
「秋バテ」と呼ばれる状態です。
その原因の多くは、
夏の間に溜め込んだ冷えにあります。
逆に言えば、
夏の間に内側を整えておくと、
秋口の身体が変わります。
だるさが残らない。
気力が途切れない。
肌の状態も違う。
夏の養生は、
夏を乗り切るためだけのものではありません。
9月、10月の身体を
今つくっているということなんですよね。
内側が整ってきたとき、
こんな変化から気づく人が多いです。
朝、夏でも足元が冷たくない。
布団から出るとき、
足先から温かさが残っている。
午後、冷房のオフィスで
膝掛けを引っ張らずに過ごせた。
小さいことです。
でも、夏ずっと膝掛けが手放せなかった人には、
それが実感になります。
夜、湯船から上がっても
汗が引きすぎない。
温まったまま布団に入れる感覚。
これが、内側が変わった証拠です。
では、夏の冷えはなぜ起きるのか。
身体の中で何が崩れているのか。
そして、どうすれば
内側から整えられるのか。
この記事の有料パートで読めること
有料パートでは、
以下の内容を読み解いていきます。
- 水・血・気が夏に崩れていく順番と、外熱内冷の二重構造が生まれるメカニズム
- 心臓系の疲労が精神面・肌・消化力に波及する多層構造
- 五行で読む「火の季節」と心・小腸・三焦の連動
- 梅・生姜・わさびなど、夏の心を助ける食養生の具体策
- 迷走神経と喉仏の関係から見た、気の流れを取り戻す動きの原理
- 夏の冷えの深さを自分で見立てるセルフチェック
夏の冷えの構造を理解し、
秋バテしない身体をつくるための記事です。
知りたい方はこのまま読み進めてください。
FOR / この記事が向いている人
向いている方
- ✓靴下や厚着では届かない場所の冷えに、心当たりがある
- ✓温活グッズを試しても、しばらくすると戻ってくる
- ✓冷えと一緒に、腰や眠りや疲れも気になっている
- ✓毎年同じ季節に、同じ不調が出る
- ✓冷えを「体質」ではなく「状態」として整えたい
今は別の道が合う方
- —外から温めれば充分、いま不足を感じていない
- —すぐに結果が出る方法だけを探している
- —短い情報だけで答えを得たい
PREVIEW / ここから先で扱うこと
- ●あなたの冷えがどこから来ているのか、その入口が見えてくる
- ●季節ごとに腎が応える順番が分かり、毎年の不調を先読みできるようになる
- ●食卓で身体の中から温まる組み立て、黒・塩味・温性の本当の意味
- ●靴下を重ねるより先に動かすべき場所と、その理由
- ●自分の冷えの深さを、仙骨・お尻・足首から自分で読めるようになる
Q&A / 読みはじめる前に
Q. 運動が苦手でも、続けられますか?
続けられます。鍛えることが前提ではなく、本来の動きを思い出すことが前提です。激しい運動は出てきません。日常の合間に取り入れられる範囲で組まれています。
Q. 年齢を重ねてからでも、身体は変われますか?
身体は何歳からでも応えてくれます。30年以上の現場で、いちばん早く変化に気づくのは、むしろ長く諦めてきた方々でした。年齢は理由になりません。
Q. 読んだあと、すぐに変化を感じられますか?
早い方は読んだその日のうちに、身体のどこかが軽くなるのを感じます。順番の通りに辿っていただければ、応えてくれる方が多いです。
ここから先に、もう一段深い話があります。
この続きは有料パート
概念図・PNFC独自の見立て
~ この続きをみるには ~
