冷え

冬の冷えは10月から始まっている

KAZU@FURYU
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この記事を書いた人

高田一壽

高田 一壽

たかだ かずひさ

役職
PNFCメソッド 開発者
株式会社ピーエヌエフシーテック 代表
臨床歴
30年以上
施術実績
月間200名以上
教育
療術学院・競輪学校等の講師も実施経験
指導実績
全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体
メディア
大手企業TVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導

長年の現場経験から体系化されたPNFCは、「鍛える」のではなく 「本来の機能を取り戻す」 コンディショニング法として確立されました。

冬の冷えは10月から始まっている

「また今年も冬が来てしまった」の前に、秋があった

10月の後半。
朝晩の気温がぐっと下がってきた頃。


肩がなんとなく重い。
喉がイガイガする。
夜、布団に入っても足先がなかなか温まらない。


「ああ、また冬が来るんだな」
そう感じて、とりあえず靴下を重ねる。
湯たんぽを引っ張り出す。


でも去年もそうだった。
一昨年もそうだった。
毎年10月から始まって、3月まで続く冷え。


「冬だから仕方ない」と思ってきたこの冷え、
実は冬のせいではないとしたら。


毎年秋口になると、
予感のように肩がこわばり始める。
喉の奥がイガイガする。
夜の冷えがじわじわと深くなってくる。


「秋に予感はあった。
でも、冬本番になってから対応しようと思っていた」


その「あとで」が、
毎年の冷えを作り出しています。


臨床の現場で、
毎年10月から11月に同じパターンを繰り返す方を
見てきました。
肩が重くなる。喉がやられる。頭が重い。だるい。
そして冬になると足が冷えて眠れない…


この連鎖は、
冬になってから始まるものではありません。


10月に入った瞬間から、すでに始まっています。



冬が来てから対策しても、もう遅い

冬準備の本質は「身体を寒さに慣らす」ことではない

冷えを感じたとき、まずやることは何か。
温める。厚着をする。冷たいものを避ける。


どれも間違いではありません。
ただ、それだけで冬を乗り切れないのは
毎年の結果が証明しています。


ここで少し踏み込んだ言い方ですが、一つ言わせてください。
ただ…これを伝えないと、毎年の繰り返しが止まらないので。


冬準備というのは「身体を寒さに慣らす」ことではなく、
「腎の陽気を温存する」ことです。


寒くなったら厚着をする。
冷えたら温める。
この発想では、すでに冷えてから対処していることになります。
これは「後手の対応」です。


東洋の身体観では、
腎は生命エネルギーの貯蔵庫とされています。
秋のうちに腎が満たされた状態で冬に入れば、
身体は寒さの中でも安定を保てます。


反対に、
腎が準備不足のまま冬本番に突入すると、
血の巡りが悪くなる。
気の巡りも停滞する。
腰が痛くなり、関節がこわばり、
全身の倦怠感が抜けなくなる。


では、腎の準備はいつ始めるべきか。


秋分から立冬までの6週間が、その冬の質を決めます。


9月下旬から11月上旬のこの期間に、
肺から腎へのバトンがうまく渡るかどうか。
ここで冬の身体の土台が決まります。


冷えが始まるのと同じ時期に、
肩こりが急にひどくなる方がいます。
喉の調子が悪くなる方もいます。
頭が重い、だるい、やる気が出ない…


これは全部、同じところから来ています。


10月から11月にかけて起きているのは、
寒暖差による陰陽バランスの崩れです。
朝は冷えて、昼はまだ暖かい。
身体の中で矛盾が起きている。


寒暖差がそのまま陰陽バランスの崩れとして現れる。
これが1番わかりやすい見方です。


肩こりだからといって肩を揉んでも取れません。
冷えだからといって温めても根本は変わらない。


まず見るべきは、
季節の移行に身体がついていけているかどうか。
ここが違うだけで、冬の過ごし方がまるで変わります。


寒暖差(10月〜)
陰陽バランスが崩れる
肺→腎のバトンが渡らない
冬本番で崩れたまま

冬になってから気づいても、もう遅い



冬本番になってから気づいても、その冬はもう難しい

これが、繰り返す理由の核心です。


冬になってから「今年も冷えがひどいな」と気づいて、
湯たんぽを出して、靴下を重ねる。
これは、崩れた後の対処です。


腎の準備には順序があります。
肺がきちんと働ける状態になってから、
初めて肺から腎へのバトンが渡ります。


この順序は、逆にすることができません。
腎だけを温めようとしても、
上流の肺がつまっていれば届かない。

三つが同時に揃わなければ、腎の準備は進みません。
肺・腎・食の三つを、秋のうちに整えておくこと。
その順序を間違えると、どれだけ頑張っても冬に届かないんです。


心細いのは、毎年やっている養生が「後手の対応」になっていることを、
誰も教えてくれなかったからだと思います…


体質の問題ではありません。
準備のタイミングとその順序の問題です。


秋分(9月下旬)から立冬(11月上旬)の間に、
肺の状態を整える。
その上で、腎へのバトンをつなぐ。
この流れに乗れた人の冬は、明らかに違います。



* * *

冷えを、PNFCはこう見ている

第1層 表に現れている症状 足先の冷え / 腰の重さ / 朝の起きづらさ / 顔色 / 眠りの浅さ — ここを揉んでも、しばらくすると戻ってくる この奥に 第2層 巡りと呼吸の停滞 血の流れが鈍る / 水の巡りが滞る / 呼吸が浅くなる / 自律神経の揺れ — 第1層の症状を作り出している、ひとつ手前の流れ さらに奥に 第3層 / 根 五臓の循環と季節のリズム 前の季節の過ごし方 / 五臓の連鎖 / 使われ方のズレ / 深層の眠り — ここに手がつくと、上の二層が一緒にほどけはじめる

秋のうちに腎を準備した人の冬は違う

定期的にコンディショニングを続けている方が、
こんなことを言いました。


「今年はすごい調子がいいんですよ」


同じ11月なのに、身体のしなやかさが違う。
気が巡ってきている感覚がある。
肩も軽い。喉も荒れていない。


夏の間に使った熱を、
秋のうちにきちんと収めた。
肺から腎へのバトンが渡った。
だから冬に入る準備ができている。


この「秋に準備する」という発想が、
冬の冷えを根本から変えるカギになります。


腎の準備が整った冬の朝というのは、
布団の中で足先が石のように冷たいことがない。
目覚ましが鳴ったとき、
朝7時に目覚ましが鳴っても、布団から出るのが楽になっている…


午後3時に眠気でぼんやりすることもなくなってきます。
血の巡りがきちんと続いているから、
集中力が持続する。


夜、湯たんぽなしでも
布団の中でじんわり温まってくる。
深い眠りに入りやすくなる。
これが、腎の準備が間に合った冬の感覚です。


腎にエネルギーを蓄えるとは、
具体的にどういうことなのか。
なぜ肩の動きと冷えが連動するのか。
「寒暖差に強い身体」とは何が違うのか。


その構造を、有料パートで紐解きます。



FOR / この記事が向いている人

向いている方

  • 靴下や厚着では届かない場所の冷えに、心当たりがある
  • 温活グッズを試しても、しばらくすると戻ってくる
  • 冷えと一緒に、腰や眠りや疲れも気になっている
  • 毎年同じ季節に、同じ不調が出る
  • 冷えを「体質」ではなく「状態」として整えたい

今は別の道が合う方

  • 外から温めれば充分、いま不足を感じていない
  • すぐに結果が出る方法だけを探している
  • 短い情報だけで答えを得たい

PREVIEW / ここから先で扱うこと

  • あなたの冷えがどこから来ているのか、その入口が見えてくる
  • 季節ごとに腎が応える順番が分かり、毎年の不調を先読みできるようになる
  • 食卓で身体の中から温まる組み立て、黒・塩味・温性の本当の意味
  • 靴下を重ねるより先に動かすべき場所と、その理由
  • 自分の冷えの深さを、仙骨・お尻・足首から自分で読めるようになる

Q&A / 読みはじめる前に

Q. 運動が苦手でも、続けられますか?

続けられます。鍛えることが前提ではなく、本来の動きを思い出すことが前提です。激しい運動は出てきません。日常の合間に取り入れられる範囲で組まれています。

Q. もう年齢的に遅くないですか?

身体は何歳からでも応えてくれます。30年以上の現場で、いちばん早く変化に気づくのは、むしろ長く諦めてきた方々でした。年齢は理由になりません。

Q. 読んだあと、すぐに変化を感じられますか?

早い方は読んだその日のうちに、身体のどこかが軽くなるのを感じます。順番の通りに辿っていただければ、応えてくれる方が多いです。

ここから先に、もう一段深い話があります。

この続きは有料パート

概念図・PNFC独自の見立て

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ABOUT ME
高田一壽
高田一壽
PNFC TEC JAPAN 会長
30年以上にわたり、月200名を超える人々の身体と向き合ってきた、日本でも稀有なコンディショニングのスペシャリストである。 東京療術学院で講師として専門家育成に携わり、全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体での指導を通じて、幅広い臨床経験を培ってきた。 大手企業のTVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導、全国から寄せられる多数のセミナー依頼など、多方面で活動実績を積み重ねている。 その長年の現場経験から体系化されたPNFCは、運動能力の改善と身体の再構築を可能にするメソッドとして確立され、現在も全国からの依頼が絶えることはない。
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