季節養生

木火土金水で読み解くあなたの不調

KAZU@FURYU
* * *

この記事を書いた人

高田一壽

高田 一壽

たかだ かずひさ

役職
PNFCメソッド 開発者
株式会社ピーエヌエフシーテック 代表
臨床歴
30年以上
施術実績
月間200名以上
教育
療術学院・競輪学校等の講師も実施経験
指導実績
全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体
メディア
大手企業TVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導

長年の現場経験から体系化されたPNFCは、「鍛える」のではなく 「本来の機能を取り戻す」 コンディショニング法として確立されました。

季節が変わるたびに、不調も変わる

毎年同じ季節に、同じ不調が来る方へ

春になると、肩がこわばる。

夏はなんだか動悸がする。

秋口に乾いた咳が出て、冬には腰が重くなる。


そして翌春、また肩がこわばる。


毎年同じ時期に、同じ不調が来ている。去年もそうだった。病院では「異常なし」と言われた。サプリも試した。でも、また同じ季節に同じ不調がやってくる…


年齢のせいかな」と思いながら、どこかで腑に落ちない。


「去年もそうだった。その前の年も。一回だけじゃなく、毎年同じパターンで来る」。そう気づいた瞬間に、何か答えがあるんじゃないか、という感覚が生まれます。その感覚は正しい。


こんな朝が毎年繰り返されているなら、その感覚は間違っていません。季節ごとに不調が変わるのには、ちゃんと理由があります。


PNFCの臨床現場で月間200名以上の方を見てきて、気づいてきたことがあります。季節ごとに出る不調は、バラバラな症状ではなく、ひとつの流れの中で起きています。


そのパターンに気づくには、「今この症状がつらい」という場所ではなく、一つ手前の季節の身体に目を向ける必要があります。冬に腰が重くなった方の多くは、秋の肺と大腸の養生が手薄だった。春のイライラが止まらない方は、冬の腎の消耗から来ていることが多い。時間差のある連鎖だから、原因を見つけにくいんです…



不調は「体質」でも「気のせい」でもない

健康診断で引っかからない不調。サプリを飲んでも変わらない疲れ。


こういった「名前のつかない不調」に対して、多くの場合「体質」か「ストレス」で片づけられます。


「体質です」は、答えではありません。季節のたびに繰り返すパターンには、読み方があります。


東洋医学では、自然界と人体の対応関係を五行という枠組みで読み解きます。木・火・土・金・水。この五つの要素が、臓器・季節・感情・身体の部位と対応して動いている。


つまり、季節ごとに不調が変わるのは偶然ではありません。その季節に負担がかかる臓器があり、その臓器に対応する身体の部位や感情に症状が出てくるのです。


季節が変わる
対応する臓器に負担
毎年同じ不調

…でも、なぜその臓器なのか?


怒りっぽい時期に目が充血して筋肉が張るなら、が乱れているサイン。耳鳴りがして骨が痛む冬なら、に注目する。


五行の枠組みを知ると、バラバラに見えていた症状が一本のラインでつながります。


春のイライラは感情の暴走ではなく、気の出口が詰まったときに出る音のようなものです。夏の動悸は不安のせいではなく、心(火)が消耗して出すサイン。この見方ができると、身体への接し方が変わります。



* * *

つながる不調を、PNFCはこう見ている

第1層

表に現れている症状

一見ばらばらの不調 / 別の場所への波及 / 慢性化 / 再発 / 同時多発

— ここを揉んでも、しばらくすると戻ってくる

この奥に

第2層

巡りと呼吸の停滞

血の流れが鈍る / 水の巡りが滞る / 呼吸が浅くなる / 自律神経の揺れ

— 第1層の症状を作り出している、ひとつ手前の流れ

さらに奥に

第3層 / 根

五臓の循環と季節のリズム

前の季節の過ごし方 / 五臓の連鎖 / 使われ方のズレ / 深層の眠り

— ここに手がつくと、上の二層が一緒にほどけはじめる

自分のパターンがわかると、先回りできる

朝目覚めたとき、起き上がる前から身体が重い。「また今日も…」とふとんの中で思う。そのまま出勤して、昼頃にはもう疲れている。


こういう毎日が続いているとき、身体はすでにサインを出しています。でも読み方を知らないから、見逃してしまう。


五行の地図を手にすると、身体の見え方が変わります。


地図のない旅は、行き先に着いても「ここだろうか」と確信が持てないまま終わります。身体の養生も同じで、連鎖の全体像が見えていないと、整えても整えても何かが足りない感覚が続いてしまう。「また戻ってきた」を繰り返すのは、地図なしで歩いているからです。


「また春に肩こりが来た」ではなく、「今年は春に向けて肝を整えておこう」と先回りできるようになる。不調に振り回されるのではなく、季節を読んで身体を整える。


そうなったとき、どんな朝になるか。


朝7時、目覚めてすぐに身体が軽い。腰のだるさが消えた冬の朝。背中のあたりが温かく、布団から出るのが苦でない。その変化は、劇的ではなく静かに来ます。「あれ、今年の冬は腰が重くないな」と気づく瞬間のように…


PNFCの臨床現場でも、そういう変化は「朝の身体の応え方が変わった」という言葉で伝わってきます。食卓で選ぶ食材が変わる。動き方が変わる。季節の変わり目に身構えなくなる。そういう変化が、静かに始まります。



FOR / この記事が向いている人

向いている方

  • ばらばらに見える複数の不調が、内側でつながっている感覚がある
  • ひとつ整えてもまた別の場所が出る、を繰り返している
  • 個別対症ではなく、全体像を知りたい
  • 複数の症状を同時に動かしたい
  • 自分の身体の地図を持ちたい

今は別の道が合う方

  • ひとつの症状だけで、ご自分の身体を捉えていらっしゃる
  • 部位別の対処法を探している
  • 短期完結型の答えだけを求めている

PREVIEW / ここから先で扱うこと

  • 上流の不調が下流へ波及する、三段階の連鎖構造
  • 複数の症状を同時に動かす、ひとつの整え方
  • 「整えても戻ってくる」連鎖を断つ順番
  • ばらばらに見えていた不調が、一本につながって見える瞬間
  • 自分の不調のつながりを、自分で読めるようになる

Q&A / 読みはじめる前に

Q. 運動が苦手でも、続けられますか?

続けられます。鍛えることが前提ではなく、本来の動きを思い出すことが前提です。激しい運動は出てきません。日常の合間に取り入れられる範囲で組まれています。

Q. 年齢が重なっていても、身体は変わりますか?

身体は何歳からでも応えてくれます。30年以上の現場で、いちばん早く変化に気づくのは、むしろ長く諦めてきた方々でした。年齢は理由になりません。

Q. 読んだあと、すぐに変化を感じられますか?

早い方は読んだその日のうちに、身体のどこかが軽くなるのを感じます。順番の通りに辿っていただければ、応えてくれる方が多いです。

この続きは有料パート

概念図・PNFC独自の見立て

~ この続きをみるには ~

この続き:9315文字

登録すると続きをお読みいただけます

木火土金水で読み解く、あなたの不調
≫購入手続きへ
上記のリンクからご購入いただけます
ABOUT ME
高田一壽
高田一壽
PNFC TEC JAPAN 会長
30年以上にわたり、月200名を超える人々の身体と向き合ってきた、日本でも稀有なコンディショニングのスペシャリストである。 東京療術学院で講師として専門家育成に携わり、全国の障害者施設・高齢者施設・スポーツ団体での指導を通じて、幅広い臨床経験を培ってきた。 大手企業のTVCM出演、各種スポーツ団体との契約指導、全国から寄せられる多数のセミナー依頼など、多方面で活動実績を積み重ねている。 その長年の現場経験から体系化されたPNFCは、運動能力の改善と身体の再構築を可能にするメソッドとして確立され、現在も全国からの依頼が絶えることはない。
記事URLをコピーしました